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 時は2126年。一大ブームを巻き起こす仮想現実体感型オンラインゲーム《ユグドラシル》を始めた鈴木悟(モモンガ)は、当時流行していた異形種狩りに遭い続け、ゲームをやめようか悩んでいた。異形種はPK(プレイヤーキル)してもPK扱いにならないという設定があり、ユグドラシルでは率先して狙われる存在だったのだ。

 そんな折にモモンガを救ったのが、一文字50円のエフェクトで装飾されたたっち・みーであった。
 たっち・みーは迫害されていた異形種プレイヤーに声をかけていき、やがて「最初の9人」というギルドを立ち上げるに至る。「最初の9人」はたっち・みーをリーダーとして異形種プレイヤーを守るために活動の場を広げていき、異形種プレイヤーがPKされた場合はPKしたプレイヤーを徹底的に調べ上げ、確実に叩き潰す「PKK」によって巨大化していった。

 ある事件によってたっち・みーがリーダーの座をモモンガに譲り、ギルド名が「アインズ・ウール・ゴウン」と変わった後もギルドは強大になって行った。やがてナザリック(当時は第6層までしか無かった)を征服したメンバーは、そこを拠点にすることを決め拡張工事を行い、10層と宝物殿からなるナザリック地下大墳墓を作り上げた。
 ギルドメンバーも41人に増え順風満帆に見えたアインズ・ウール・ゴウンだったが、PKなどを繰り返し「悪」として振舞ってきた恨みが積もりに積もり、とうとう8つのギルドと傭兵団で構成される1500人のプレイヤーによる一斉攻撃をナザリックに受けてしまう。

  しかしアインズ・ウール・ゴウンは1500人の討伐隊を逆に殲滅してしまい、その際に奪ったものも含めて全ギルド中最多の11個のワールドアイテムを持つに至ったのだった。
 これによりアインズ・ウール・ゴウンの名前は《ユグドラシル》中に知れ渡り、伝説のギルドと言われるようになった。

…………

 そんな輝かしい伝説も過去の話になり、やがてメンバーは次々とゲームを卒業。それでもゲーム以外に何も無いモモンガは決して《ユグドラシル》をやめず、一人でひっそりとモンスターを狩ってはギルドの運営資金をやりくりする毎日を送っていた。
 そんな生活が何年も続き、時は2138年。とうとう《ユグドラシル》のサービス終了日。かつての栄光のおかげで何とかギルドランキングは25位を保てていたものの、呼びかけにもほとんどのプレイヤーが応えず、虚無感の中で一人寂しく《ユグドラシル》の終わりを迎えようとしていたモモンガは、突如としてナザリック地下大墳墓と共に世界を転移してしまうのだった。

  現実世界ではゲーム好きの孤独で冴えない青年が、骸骨の姿をした最強の大魔法使いとなる!
  世界を掌中におさめる死の支配者、ここに光臨!!